「次の記事」
こんにちは,Motekです.
今回はウェブサイトを見ていた時に思ったことについて書きたいと思います.
私は最新の記事を読んでいました.文章の最後にはほかの記事へ飛ぶボタンがあるわけです.そこには「次の記事」と書いてあるのです.
次の記事?
なぜ最新の記事なのに,次の記事があるんでしょうか.一瞬頭が混乱しました.落ち着いて考えると,私の認識とウェブサイト上での仕様の違いが明らかになりました.
私が考えていたこと
- 「次」というのは,時系列順で現在から見て「未来」のこと(新しい記事のこと).
- 「前」というのは,時系列順で現在から見て「過去」のこと(古い記事のこと).
ウェブサイトの仕様
- 「次」というのは,記事番号で見たときに番号がひとつ「後ろ」のこと(古い記事のこと).
- 「前」というのは,記事番号で見たときに番号がひとつ「前」のこと(新しい記事のこと).
新しい記事なのになぜ「前」と書かれるのか.不思議な気持ちになりました.
自分と同じように考えている人がいるのか,ウェブサイトの仕様のように考えている人はどれくらいいるのか.ということがかなり気になりました.そこで,Twitter上のアンケート機能を使ってみることにしました.
「次の記事」と言われたら
— Motek (@Motek_ergo) 2020年7月10日
なんと,50:50.アクティビティを確認したところ,インプレッション(ユーザーがこのツイートを見た回数)が327,投票数が8なので,投票率は2%.まあそこは置いておいて,8人のうちどれくらいの人がしっかりこの投票の意味を理解していて表を入れているかはわかりませんが,仕方のないことです.
これについて,とりあえず同じくらいの割合で2つの考えが共存しているのだなと把握していました.しかし,また件のウェブサイトを見ると,私の解釈が思い込みによるミスだったことが判明しました.
ウェブサイトのリード方法
ウェブサイトをよく見てみると,「次の記事」は右側に,「前の記事」は左側に配置してあります.つまり,左側に「前の記事」を置くことで,暗示的に「トップページに近い」記事(すなわち時系列で新しい記事)につながっていることを意味しています.ウェブサイトは,トップページから各記事やページに進む(右方向)仕組みと認識しています.図のキャプションにも書いてある通り,全体で見た中での前と後を定義しています.どちらかというと,私の考え方は少数派なのではないかと思い始めています.
何が言いたいかというと,左側に「前の記事」があれば,記事番号的な解釈でサイトが作られていて,左側に「次の記事」があれば,時系列的な解釈でサイトが作られているのではないか,ということです.(後者のサイトは全くないと考えて良い.)
ただ,前の記事・次の記事の表記があらゆるところで書かれているかというとそうではなく,いわゆるブログに近いようなサイトだとありえるのかなと思いました.実際,Yahoo!ニュースや新聞社のニュースサイトでは,関連性の高い記事や最新の数件の記事を表示するようにしているので,今回の私のように誤解(?)してしまう可能性が極めて低いです.
まとめ
今回は言葉に対する感じ方の違いを述べました.私の認識は完全な誤解ですが,必ずしも正解はこれだ!というものはないんじゃないかなと思います.誤解というのは解釈の仕方を誤っただけで,解釈の内容に間違いがあるということではないと思います(言い訳).見かたを変えると,いろんな解釈があることを実感しました.